介護施設の利用者やその家族には、介護に関する不安や不満、相談事がたくさんあるものです。また、利用者と介護施設との間には、多くのトラブルが発生するものでもあります。そうした相談ごとに乗ったり、利用者と介護施設との間に入って両者の折衝をしたりなど、生活相談員の仕事は多岐にわたります。利用者本人や家族と直接かかわっていく仕事であるため、施設の顔としての役割を求められる仕事だとも言えるでしょう。またそうした施設窓口としての仕事だけでなく、介護職員の仕事の補助をしたり、施設のマネジメントを担ったりなど、やることがたくさんあるのも生活相談員の特徴です。
男女比の違いはほとんどなく、そういう意味では女性であっても十分に務まる仕事だと言えるのではないでしょうか。施設にもよりますが、結婚や子育てをしながらでもやっていける仕事だと思います。もちろん、残業をしたり、休日出勤をしたりすることがないわけではありませんし、施設によっては人手が足らず、一人にかかる比重がどうしても重くなってしまうというケースもないわけではありません。
ただ、正社員という働き方だけでなく、パートに切り替えて働くことができる可能性もあり、より私生活をウエートを置きながら働いていくことも可能です。利用者のさまざまな相談事を受けるという仕事柄、コミュニケーション能力が必要な職種であり、人と話すことが好きな方であったり、コミュニケーションに自信があるという方に特におすすめの仕事だと言えると思います。